2010年7月6日火曜日

危険防止ということ 2

ヨコヤマです

前回の最後にも書いたんですが、弓道は基本的には安全な競技だと思っています。
たとえばサッカーでも何でもいいけど、他の競技では骨折や靭帯損傷みたいに、ケガがつきものの競技だってある。
それに比べたら弓道のケガなんてほとんどない。

肩を痛める人がたまにいるくらいで、あとは角見にマメができるとか、矢枕の皮膚をするとか、弓手の内側をはらうとかその程度。
入院が必要とかそういうアクシデントはまずない。すくなくとも自分の二十年の経験の中では見たことがない。
大学生が部活でやるスポーツとしては、もっともケガがないもののひとつだと思う。

そもそも、人に矢が刺さる事故っていうのは滅多におきないからこそ大きなニュースになるわけで、事故ってことでいえば、野球でデッドボールやピッチャーライナーが頭にあたる方がずっと確率は大きいし危険だと思う。

ことほどさように弓道は安全な競技なのだが、それでも、弓を知らない人には「弓道は危険だ」というイメージがどっかにある。
これはもう武器である以上は仕方がない。宿命であると言える。

ボウガンで動物を遊び半分に射るような事件があったりする。
ああいのうを見るとつくづく悲しくなる。弓の心得がある人間はあんなことはしない。
事件を起こすのはいつだって遊び半分の素人なのだが、それでも世間的なイメージダウンは避けられない。
弓には実際に殺したり傷つけたりする能力はある。弓道人はそのことを常に肝に銘じて行動すべし。

くれぐれも事故を起こさないよう。

次回は具体的な注意を書きます。

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