鵜沢くんが剣道の先生からいただいたのは弓のみではなかった
矢も多く譲り受けていたのである
段ボールに収められたその数三十本
もちろんすべて竹矢です。何十年も前ですからね


三種類の羽が十本づつありました



十本組というところからもわかるように普段使いの矢ですね
羽も箆も高級なものではないようです
ジュラ矢のない時代にはこういう矢が大量に作られて稽古用に使われていたのでしょう
筈です

これは角筈ですかね
他に水牛もありましたが、経年劣化で割欠けをおこしているものもいくつかあります
根です

年代物ですねえ
こういうのを見ると嬉しくなってしまいます
弓と違って、矢の方は実用で使うのは難しい感じです
何本かはすでに箆が割れていますし、無事な矢も脆くなっているように思えます
たとえば筈は、すこし太い弦に無理に番えたらポッキリいってしまいそうです
しかし筈を変えるといっても、この矢にあう筈を揃えるのも大変ですし
竹矢はそういうところが難しいですね
これは大事にしまっておくのがいいかも知れません
虫が食わないようにたまに天日干しでもして
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