※「古い弓 1」をお読みでない方はそちらもどうぞ
さて、握り革がかなりキテいたのではがしてみる
細いですよね
旧い弓書に「握革は七巻半を定法とし・・・」と書いてありますが、我々が普段使っている革は三巻半ですから、比べると半分以下の太さです
今となってはなかなか実物を見る機会はないですよね
茶の無地です。鹿皮をなめしただけで柄も染もない
こういうのがカッコいいなって思うんですけど
でも当時は自分の弓と他人の弓の見分けがつきにくかったでしょうね
さて、革の紹介はここまでにして、これからが本題です
革をはいだあとに、ハガキを折って作ったアンコが出てきました
かなりの年代物で変色してしまってるんですが、注意深く触れてみると開けるんですよ
写真で見えますでしょうか?
「昭和35年 お年玉くじ」と書いてあります
開いた時には思わず声が出ましたね。実に五十年前の年賀ハガキです
現在とほとんどデザインが変わらないのは凄いです。当時から完成されていたのですね
もう一枚の方も開いてみると、こちらは普通の官製はがき
当時のはがきの郵便料金は五円だったのですね
国会議事堂のスタンプもかっこいいんですけど、その横の「郵便はがき」のフォントがイカしてます
握り革の張り替えのつもりが、思わぬタイムカプセルとなりました
(ハガキは今となっては価値のあるモノですので丁重に鵜沢くんにお返ししました)
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