4月も半ばになり、我が部でも何人かの新入部員をお迎えしています。
もちろん「授業が落ち着いてから部活のこと考えよう」という人もいるでしょう。
GWが明けてから、あるいは6月くらいから入ってくる部員もけっこういます。それでも全然遅くありません。
今日は迷える子羊たちのために、初心者がどんな練習をするのかを紹介します。
「弓道って難しそう」とお思いのあなた! 誰でも最初は初心者なのです。怖れることはありません。
・徒手練習
弓道には「射法八節(しゃほうはっせつ)」といって、弓射を八つの動作に分解して教える型があります。
最初はこの八節を覚えることから始めましょう。
まずは、手に何も持たずに型を繰り返し練習します。
この段階では八節の名称や弓道の用語を覚えることも大事な学習です。
たとえば、射法八節に「足踏み(あしぶみ)」といって、足を身長の半分ほど踏み開く動作があります。
ここでその名称を覚えておかないと、後になって困りますよ。
「そこでもう一度足踏みしてみて」と言われて、その場で行進を始めるという笑い話を作ったりします。
・ゴム弓
徒手練習で八節の動作を覚えたら、ゴム弓という練習に移ります。
これは弓を模した握りにゴムが張ってあり、実際の筋肉の使い方を学ぶことができる優れものです。
この練習は八節の再確認と筋肉の使い方、「離れ(はなれ)」の感覚をつかむことが眼目です。
週に三回の練習として、2~3週間は徒手練習とゴム弓に費やします。
ここで基本となる八節をしっかりと覚えてください。
どんなスポーツももそうだと思いますが、最初に基礎をきちんとしておくと後の上達が速いのです。
さて、この頃になると、早く弓を持ってみたいなぁとウズウズしていることでしょう。
ゴム弓練習を数回こなしたあとは、いよいよ本物の弓を使う練習(素引き)も始まります。
次回はその「素引き」と「巻藁」をご紹介します。
一気に弓と矢を使って射る練習まで進みますので心の準備をお忘れなく。
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