「初心者のための弓道具購入案内 1」
「初心者のための弓道具購入案内 2」
もあわせてお読みください。
シリーズ第三弾です。
お金のかかる話ばかりですみません。
基本として購入する道具については今回が最終回です。
・矢筒(やづつ)
矢は使わないときは矢筒にしまいます。
これは必要なものなので矢を買う時に一緒に揃えましょう。
学生はレザー製のショルダー型(写真左)が安価で丈夫で持ち運びにも便利です。
3,000円~3,500円
写真中央はFRP製で21,000円
写真右は籐製で30,000円~
さらに高級品になると桐、桜皮、黒檀など様々な素材のものがあります。
趣味の世界ですので中には何十万円という矢筒も・・ 大学生には無縁ですね。
そうはいってもレザー製矢筒にも趣味を発揮するチャンスはあります。
カラーバリエーションは何種類もあるので気に入ったものを選びましょう。
キーホルダーをつけてオリジナリティーを主張するのもよくある方法です。
これは三十三間堂のお守り。
・弦巻(つるまき)
試合や審査の途中で弦が切れたらどうするの?
そんな時は慌てずに予備の弦に張り替えます。
その替弦(かえづる)を持ち歩くための道具が弦巻です。
これがないといざという時にとっても困ります。ぜひ揃えましょう。
プラスチック製(写真左)なら約600円。
かわいらしい和紙製(写真中央)や、ちょっと高級な籐製(写真右)などもあります。
和紙製は1,500円弱。籐製は1,500~3,000円というところです。
好みのものを買うのがいちばんです。愛着がわきますしね。
CD一枚分と思えば和紙製や籐製も手が出るでしょ?
中には何万円もするような籐の高級品もありますがそれは趣味の世界です。
・ギリ粉入れ
絶対に必要なものというわけではありません。
通常は部の備品として用意しているギリ粉入れで用は足ります。
しかし、ひとりで稽古や審査に行く時などは一個持っていると重宝します。
プラスチック製(写真左)の安価なもので約500円。
水牛角製(写真右)で約1,500~3,000円。
工芸的な品も色々とあって選ぶ楽しみがあります。
バイトして余裕があれば、というところですね。
ギリ粉入れを弦巻に提げて持ち歩くと弓道家っぽくなります。
いかがでしたでしょうか?
ご紹介したとおり、弓道の道具は普及品から高級品まで揃っているのが特徴です。
もちろん普及品だからといって実用に問題はありません。
一方で、趣味的な高級品はやっぱり憧れとして存在します。
弓具店に行くとたくさん高級品が並んでいて「いつかは買いたいなぁ」と夢を見るのです。
機会がありましたらそういう趣味の品もご紹介していきたいと思います。
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